黄 俊 傑 自 叙
私の主要研究領域は東アジア思想史です。特に、 東アジアにおける「孟子学」や「論語学」註釈史の研究を専門にしており、 East Asian Confucianisms: Texts in Contexts (2015)、『孟学思想史論』(全二巻)、及び Mencian Hermeneutics: A History of Interpretations in China 等の著作があります。近年、私が比較的興味を抱いている課題は東アジア儒学者における『四書』 等の経典中の思想的注釈で、私は東アジア思想史研究の視野の拡大を目指し、 東アジアに特徴的な儒学経典における注釈の伝統に焦点を当てています。
近年の研究動向としては、「第一序」に属する経典解釈の内容を検討したり、 「第二序」に属する経典解釈の方法論或いは解釈におけるストラテジー等の問題を更に重視したりしています。 研究の成果として、『東亜儒学史的新視野』(2004)、『徳川日本の論語解釈(邦題)』 (中国語版2006、韓国語版2009、日本語版2010)、『東アジアの儒学―経典とその解釈(邦題)』 (中国語版2007、韓国語版2009、日本語版2010)、『東亞儒學視域中的徐復觀及其思想』 (中国語版2009、フランス語版2015)、『東亞文化交流中的儒家經典與理念:互動、轉化與融合』 (中国版2010、韓国語版2012)、 Humanism in East Asian Confucian Contexts (2010)、『東アジア思想交流史―中国・日本・台湾を中心として―』(岩波書店、2013) などがあります。その他、 Dao Companion to Japanese Philosophy (E.J. Brill、John Allen Tucker との共著、2014)、 The book of Mencius and Its Reception in China and beyond (Gregor paul、Heiner Roetzとの共著、2008)、『東亜論語学:中国篇』(2009)、 『経書解釈の思想史―共有と多様の東アジア―』(辻本雅史との共著、2010)などの著作があります。
  また、私は戦後台湾史にも興味を抱いており、その大きな変化を自ら目撃したことより、 特別な見解を持っています。比較的若い時期に、『農復會與臺灣經驗:1949-1979』(1991)、 『戰後臺灣的教育與思想』(1992)、『光復後臺灣農業政策的演變:歷史與社會的分析』(1986)、 『台湾意識と台湾文化(邦題)』(中国語版2006、日本語版2008)及び Taiwan in Transformation, Retrospect and Prospect (Transaction Publishers. 初版2006、増訂新版2014)などを執筆しました。
  私は専門研究活動の傍ら、大学の教養課程改革に参画し、 『轉型期中的大學通識教育:理念、現況與展望』(2006)、 『全球化時代大學通識教育的新挑戰』(2004)、 『大学通識教育探索:台湾経験与啓示』(2002)、 『大學通識教育的理念與實踐』(1999)を出版しました。 また『二十一世紀大學教育的新展望』(2005)、 『二十一世紀大學教育的新挑戰』(2005)、『大學理念與實踐』(1999)、 『大學理念與校長遴選』(1997)等の著作があります。